メガネの小言。

富士山と松永さん。

2017.01.31 Tuesday







遠方でのデパート催事は
2年ぶりである。





静岡の伊勢丹。











大九州展。




















熊本を応援してもらった。







静岡といえば富士山。



催事場の裏階段登り屋上に出る。












見事である。











カルデラに囲まれ生活してると
実に新鮮である。


と言うより違和感である。




平地の中にそびえ立つ富士山は
恐ろしほどの噴火により
形作られたかと思うと
熊本地震や噴火の後だけにゾッとする。













準備も終わり
伊勢丹近くの宿泊ホテルに移動する。










歩いて3分程なので近いのはいいが
いま風のビジネスホテルみたいに
明るくない。

ちょっと怖い感じもするが
相手側が費用を持つので
贅沢もいえない。





今回のお供はひばり従業員の
松永さん 23歳。
ひばり6年のキャリアを持つ。











最近では社長の雑用から
営業、催事の段取りをこなし
ひばりの屋台骨をしっかり支えてる。
















夜の街で静岡おでんを食べ
明日からに備え早めに帰る。





ホテルに着き4階の部屋に入る前に
松永さんが神妙な面持ちで口を開く。



「社長、エレベーター前の部屋見ました?」




「輪廻室って怖くないですか?」



「輪廻室?」





確認すべく薄暗い廊下を
後戻りするも 数歩戻り聞き直す。



「リンネ室?」



「はい…」





「リネン室じゃね?」





















彼は確認に戻る。



顔を赤らめ笑いながら呟く。


「松永あるある。」
「松永あるある。」


自分を良く知っている。


「何の部屋ですか?」





「シーツおばけの部屋。」




それ以上 答えられなかった。



理解出来たと信じてる。





屋台骨は進化を続ける。








終わり。