メガネの小言。

社長とご主人様

2016.08.14 Sunday







繁忙期も落ち着き始め久々に
愛機にまたがった。



アメリカハーレー社の
「スポーツスター883」
7〜8年前にガレージにやってきた。
ボロボロのポンコツを
コツコツ仕上げた。
ニシガワラモータース仕様。
通称「西スポ」。









切った貼ったの
コンパクトチョッパースタイル。









後方確認の為に前方不注意覚悟の
2インチミラー。










ハンドルもこれだけ短ければ
移動させるのもひと苦労。










走り始めたら全く問題無し。
ドコドコと心地良い音と共に
コンパクトな車体は軽快に走り始める。

目指したのは
スクーター気分で乗れるハーレー。







数年前に「西スポ」で
山口の角島ツーリングに出かけた。

片道200キロ近くは
このバイクではまぁまぁの苦行。
帰りの高速を90キロ位で走ってると
このまま永遠に止まりたくない
衝動にかられた。
サイコーに気持ちよかった。
瞬間に永遠を感じさせられた。


アメリカ大陸で
このエンジンが生まれたのも
わかる気がする。

またこのエンジンのエライ所は
低いスピードで満足させてくれる。
ゆっくり走って楽しいバイクは中々ない。









以前 登場した
イタリアのハイパフォーマンスマシン。

アクセル、ブレーキ、サスペンションを
コンピュータで管理され
150馬力のバケモノエンジンを
誰でも無理なくライディング出来る。

乗りこなせた気分になるが
到底 乗りこなすのは無理である。
「社長、次のスケジュールが
詰まっております、
今回の案件については私が処理します。
社長は次の書類に目を通して下さい。」


キャリアウーマン完璧美人秘書に
仕事の出来る男に錯覚させられる。




いっぽうの「西スポ」といえば、
「ご主人様、
お風呂のお湯加減はいかがですか?
あまり無理せずに休憩して下さい。
スイカが冷えてますよ。」

かっぽう着姿的お手伝いさんに
豊かな人生だと錯覚させられる。




それぞれに素晴らしいバイクである。








2台とも女性なのが残念である。







おわり。








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